「不登校は不幸じゃない」

全国47都道府県同時開催のイベントを、鳥取フリースクールこ・ラボさんが鳥取県代表として開催され、先日参加してきました。50名を越える参加者で、現在不登校の子どもたちやその保護者をはじめ、教育委員会の方や学校の先生方、子どもたちをさまざまな視点から支援しておられる方々と学ぶ、貴重な時間となりました。

特に、参加者の真剣な眼差しが印象的でした。

不登校に対する捉え方や社会の意識が変化しつつある今、仕組みも変化すると良い方向へとさらに加速するのではないかと感じました。不登校の子どもたち、保護者をはじめかかわる人たちが住みよい社会ということは、きっと誰にとっても住みよい社会なのではないかと思います。だからこそ、他人事ではなく自分に矢印を向けて、私自身も能動的に関わっていきたいと思いました。

また、対談で登場された教育YouTuber葉一さんがお話の中で、「自分の活動の柱のひとつとして、子どもたちの【もうちょっとがんばってみよう、を支える】ことがある。」と言っておられたことも印象的でした。

もちろん、子どもたちはすでにがんばっています。それは前提だけれど、この視点で自分に置き換えて考える時に私にできることは、

①話をさえぎらずに聞くこと

②その子の好きなことを受け入れること

③その子の良さを見つけて言語化し、伝えること

④一緒に考えていこう・一緒にやってみようの姿勢でいること

だと考えました。

今の世の中は、減点方式の色が濃いように感じています。

だから失敗は恐怖だし、それが生きづらさにつながっているのではないかと思います。

「期待と違ったからマイナス」とか、「〜ができていなかったからマイナス」というとらえ方をされる部分も、社会の中にはまだまだあるのかなと個人的には感じています。

特に思春期の子どもたちは、できないこと・苦手なことには敏感だけれど、案外自分の得意なことや良さなどは自覚していない、または気づいてはいるけど自信が持てない…そこを周りの大人が自然に、それでいてきちんと言葉で伝えることで自覚できるのではないかと思います。

褒めるというよりは、「気づく・認める・伝える」ことが大切ではないかと感じました。

私がかかわる子どもたちにも、そうでありたいです。

一緒に英語学習をする中で、

「こんなことができるようになった!」とか「その得意を活かす方法を考えようよ!」と、前向きな言葉で伝えていける指導者(というよりも人)でありたいです🌸