こんにちは!

先日、英語学習指導をさせていただいている鳥取フリースクールこ・ラボのスタッフ研修で、「限局性学習症」について学ぶ機会をいただきました。

その中で紹介していただいた書籍、「サトルの話」。

これは、「読めなくても、書けなくても、勉強したい」の著者井上智さんのお話です。

大人になったサトル自身である「おっちゃん」が、泣いている子供時代の「サトル」に語りかける形で物語が進みます。

「あんなあ、オレ、アホやねん。ものすごい、アホやねん。」

と言って泣いているサトル。

文字を読むのが難しいということが、学校に通う子どもにとってどれほどしんどいことで、悔しい思いをすることなのか…。

この本の中で、先生に「努力が足りない」とか「100回練習しなさい」と言われ、サトルは素直に実行しています。

子どもは、先生が言ったことに素直に取り組みます。

「期待に応えたい」、「できる自分になりたい」と、思うからでしょう。

私がこれまでに出会った生徒も、そうでした。

だからこそ、

そこでその子の得意やできることを、もっと認めて伝えることができていたら…

その子に合う方法を一緒に見つけることができていたら…

という思いでいっぱいになりました。

私がエルモを始めようと思ったのも、そんな生徒たちの顔がいつも思い出されるからでした。

これからは私も、サトルのことをわかってくれた先生のような存在になれたら。

そんな思いで、指導者である私自身が学びを続けたいと思った日でした。

「サトルの話」は、エルピス・ワンのオンラインショップで購入可能ですし、YouTubeでも朗読紹介されていました。

色んな方に、一度読んで(見て)いただきたいお話です!

鳥取フリースクールこ・ラボの皆さん、そしてT先生、学びの機会をどうもありがとうございました!!