小学生とその保護者の個別相談の中で最も多いお困りごとは、「ローマ字が覚えられない、書けない」ことです。
💭ローマ字が覚えられないということは、これからタイピングに困るのでは?
💭中学校に入ったら、英語の学習についていけなくなるのでは?
このような不安をもっておられる保護者の方、そして学校の英語の授業がつらいと感じている子どもは決して少なくはないように感じます。
文字の形を認識して書くことも大変ですが、<子音+母音>の組み合わせで表されるローマ字はまるで記号のように感じられるようです。「見て真似して書きなさい」や「たくさん練習して覚えよう」では、苦しい子どももいます。
主訴はローマ字が書けないということでも、エルモではローマ字学習そのものをするのではなく、アルファベットがもつ音を形とともに学びます。10個の子音と5個の母音を学習した段階で、それまでにやっていたブレンディング練習の要領で、<子音+母音>の組み合わせを練習して読んでみます。
すると先日のレッスンで…
「”k”と”a”をくっつけたら「か」になるってことかあ!」と気づいた生徒が、「”k”に”i”をくっつけると…」「”e”をくっつけると…」と自分でボードに書き始めました💡”u”はウとも読むこともあるとちゃんと覚えていて、自分で声に出しながらカ行を完成させました✨
ローマ字の指導方法はたくさんあります。タイピングも、運動として習得できたり他の方法で入力することも可能ですので、その子に合う方法であればどれも良いと思います。エルモでは、1つの文字が持つ音を習得すること、そしてそれらをつないで英単語を読む練習を重ねることで、ローマ字学習そのものをしているわけではなくても、結果的にローマ字の読み書きにもつなげます🌱
🌈目的地に向かう方法やルートは様々だということ。
🌈子どもは自分で気づいてできる力を持っている、だからこそ焦らないことが大切だ。
と改めて感じた出来事でした。
