先日、「発達性ディスレクシアデイ」のオンライン研究会に参加しました。

英語の読み書きに困難のある生徒への、実際の合理的配慮の例をご紹介いただく貴重な機会でした。2024年4月に、合理的配慮の義務化となってから1年以上が経ちますが、「前例がないから」という言葉で諦めざるを得ない事例もある中、学校のテストや授業で実際に行われていることを知ることができました。

💭読むことの領域で評価をするなら、読み上げは果たして「読むこと」の評価として適切なのか?

💭書くことの領域で評価をするなら、英単語へのルビは果たして「書くこと」の評価としてどうか?

これまでも、多くの先生が悩み議論されてきたことですが、実際に合理的配慮を行う現場の実践や声を聞くことができました。

事例を紹介してくださった先生や指導助言の先生方からの専門的知見から学ぶことはもちろん多かったですが、その中で紹介されたある学校の校長先生のお言葉がとても印象的でした。

「先生たちは、とにかく一生懸命この生徒さんの話を聞き、手探りで試しています。正しいのかはわかりません。この生徒さんの学びたい気持ちを大事に考えたい、それだけです。」

何かを行動に移すとき、これが本当に正しいのか、これでいいのかと考えることはあるものです。

どんなことも、「困っている子ども自身の声に耳を傾けることが大事」ということを改めて感じた会でした。子どもの声の中に、いつも大事なことはあるものですね。

この会は毎年10月第1日曜日にオンライン開催のようです。日本語の読み書きについてご専門の先生方が主となって開かれる会です。ご興味のある方は、ぜひ☺️