英語の読み書きを指導する時に、必ずその先の目的をはっきりと持って計画を立てて指導します。

読みの指導では、英単語を単に読めるようにするだけでなく、「書いてある英語(英文、文章)の意味がわかること」を目指します。英語で書かれた物語の内容や英文が伝えたいこと、書き手の意図がわかるようになるための読みをすることで、もっと大きな学びになるからです。

🐾ステップ🐾

1️⃣英単語を読む

小学校から授業で英語に触れている子どもたちは、多くの英単語に触れていて知っているものも多いため、文字と音とがつながって読めた時、意味と繋がることが多いです。

2️⃣チャンク(意味のまとまり)を読む

”a sleeping dog”や“ten hats”など、名詞に情報がついたまとまりを読んで、イラストと結びつけて意味理解につなげます。1つでも知っている語があると、そこから意味を推測してイラストを選び、「じゃあこの単語はこういう意味なんだ!」と知らなかった単語も推測しながら学べるよう支援します。

3️⃣単文を読む

“A cat looks at a rat.”など、「誰(何)が・どうする・何を」で構成された単文を読んで、イラストと結びつけて意味理解につなげます。中学生だと、主語と目的語を入れ替えたりして、語順にも意識できるようなチャレンジ文も用意します。

読めた単語が自分の持つ知識とつながり、意味がわかり、自分で英語を理解できた!という経験を通して、少しずつ喜びや自信になるといいなあと思っています😊

単語→チャンク(まとまり)→文と階段をのぼります
“Word Bank”は、ブレンディングやセグメンティングに使える単語だけでなく、読みにつなげるフレーズや文も音別に載っていて、教材作りには手放せません。