先日、学校でもらったアルファベット小文字を使ったローマ字の練習ワークを、「一緒にだったらやってみようかな」と持ってきてくれた子がいました。

小文字の高さのちがいをとるのがとっても難しいと感じていたようで…それならまずは4線にこだわらず文字の形をとれていれば、とも思いましたがワークにはしっかり4線が使われています。

でも高さでつまずいて嫌だ!となると余計に苦しめるのかも…なんて私の勝手な思いを巡らせましたが、まず本人と相談、そしてやってみよう!と思い、相談して色付きの4線ボードを選んでくれたのでそれを使ってみました。色がついていることで、どこから書き始めるのかがわかるようになったようで、高さを自分で「これは空から書くやつで…」と声に出して確認しながら練習を進めていました。

「ま行」まで進んだところで、「ローマ字表を見ずに自分の名前を書きたい」とのことだったので、静かに見守っていましたが、自力で丁寧に書くことができました✨

この日、ローマ字表を見ずに名前を書けたのが初めて!

「何も見ずに自分で書けたよ〜⭐️」という嬉しそうな表情に、私も元気をいただきました。

おうちの人に写真にとって送ると、「早く見てくれるかな〜」と楽しみが増えたよう✨その次も、自分でローマ字の学習をしたいと決めて取り組みました。

この日は、ワークに書いてあるローマ字語を読んでひらがなで書く問題に挑戦。表を確認せずに、自分で1つずつ考えながら粘り強く取り組む姿がありました。

自分の力だけで読み、それが自分の知っている言葉とつながっていく…

「自分で読めると楽しいね」

そう言っているのを聞いて、私も嬉しかったです😊

と同時に自分自身の反省も…

「これは難しいかな」、「まずはこれから始めたらいいかな」など、つい自分の勝手な判断で提案しがちですが、本人がやってみたいという気持ちになるものを一緒に探して、取り組んでみることも大事だと再確認しました。4線に高さを正確にとって書くのはまだ難しい?…いえいえ、そんなことはありませんでした!

指導者として大切なことを教えてもらった日でした。

Special thanks to : 鳥取フリースクールこ・ラボ

色つき4線
ボードマーカーで書くと、消すときにすぐ消えて負担が少ないよう